バランスの取れた馬体のディープインパクト産駒サトノオンリーワン(撮影:佐々木祥恵)
今週から2歳新馬戦が始まる。東京でデビューする注目馬3頭の関係者のコメント。
【6月3日(土) 東京5R 芝1400m】
■ファーマメント(牡2・美浦・高木登厩舎 父ダイワメジャー 母アオゾラペダル 母父ホワイトマズル)について、高木調教師。
「かなり乗り込んでいますし、しっかりと動けていますね。スピードもありますし、素直で乗りやすいところがセールスポイントです。前向きですし、距離も1400mあたりがちょうど良いと思います」
【6月4日(日) 東京5R 芝1600m】
■サトノオンリーワン(牡2・美浦・堀宣行 父ディープインパクト 母クリームオンリー 母父Exchange Rate)について、森調教助手。
「4月初旬に入厩して、ゲート試験合格後も順調に調整しています。2歳にしては心肺機能も良くて仕上がりも良いです。周囲に敏感なところがありますので、テンションが上がらなければ競馬に行っても力は出せると思います。先週でだいぶできていましたので、他の馬と同様、通常のレース週のメニューで、半マイルからやって終いはシャープにという追い切りでした。
ディープ産駒で、無駄肉がなくてバランスの取れた馬体をしています。今年の3歳世代は少し遅めになりましたので、今年の2歳世代で順調に来ている組は、早めに入厩してどういう馬か見極めるようにしています」
■スプリングマン(牡2・美浦・黒岩陽一 父ローズキングダム 母ハートフルビコー 母父ゼンノメイジン)について、黒岩調教師。
「しっかり追い切りの本数もやってきて、反応も良くなっています。操縦性が高く、ムキにならないのも良いですね。馬体重が480キロあるわりにまだ華奢に映りますが、走りは良くなってきています。順調に追い切りを重ねてきたアドバンテージを生かせればと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)