CWで宝塚記念に向けた追い切りを行ったシュヴァルグラン(撮影:井内利彰)
天皇賞・春では昨年よりも着順をひとつ上げた
シュヴァルグラン(栗東・友道康夫厩舎)。前走後は一旦、ノーザンFしがらきへ放牧に出されてリフレッシュ。5月19日に栗東へ帰厩して、宝塚記念(6月25日・阪神芝2200m)に向けた追い切りを開始しており、今朝7日はその2週前追い切りを行っている。
馬も閑散とした調教後半の時間帯のCWコースへ入場。前方には
ハイドロフォイルが単走で追い切っており、その6秒ほど後ろから単走で追い切る形だった。馬場入りもスムーズで、走り出してからもスムーズ。前走時と比較すると、落ち着きすぎているくらい。
道中は比較的速いラップを踏んでいき、直線に入るとラスト1F標識手前で鞍上のステッキが入る。その後もしっかりと追われていたが、伸びは今ひとつ。この馬自身の比較で言えば、前走時よりもモタモタした動きが印象に残った。
時計は6F81.1〜5F67.0〜4F53.3〜3F39.2〜1F12.7秒。単走だったから、終いがもたつく動きに見えたのかどうか。この判断は来週あたりに併せ馬をやってくれれば、分かってくるだろう。現時点では全体時計は出していても、あまり高い評価ができる動きではない。
(取材・写真:井内利彰)