天皇賞・春で2着のシュヴァルグランが京都大賞典に出走
3日間開催の3日目となる10/9(祝月)は東京・京都の2場開催。天候は2場ともに晴れ時々曇りの予報となっている。8日終了時点で東京が稍重、京都が重だったダートも回復に向かってくれそうだ。
■京都メインはGI前哨戦・京都大賞典
京都11Rは京都大賞典(GII)。1着馬に天皇賞・秋(GI)の優先出走権が与えられる。一昨年はここからラブリーデイが天皇賞・秋、昨年はキタサンブラックがジャパンC(GI)を制しており、GIのステップとしての存在感も増している。今年は天皇賞・春(GI)で2着のシュヴァルグラン(牡5、栗東・友道康夫厩舎)などが出走。なお、出走15頭中12頭がディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライの産駒で占められている。
■盛岡ではマイルチャンピオンシップ南部杯
岩手・盛岡競馬場では、中央開催が終わってすぐの16時40分(第11R)にマイルチャンピオンシップ南部杯(GI)が行われる。昨年の覇者でGI・JpnI競走10勝目を狙うコパノリッキーや、今年のフェブラリーS(GI)を制したゴールドドリーム、このレース1・1・2着と好相性のベストウォーリア、地方で16戦15勝のチェリーピッカー(岩手)など豪華メンバーが揃った。
■ブエナビスタの娘ソシアルクラブがデビュー
京都3Rの新馬戦(牝馬限定)では、2011年のジャパンCなどGI・6勝を挙げた名牝ブエナビスタの娘、ソシアルクラブ(父キングカメハメハ)が鞍上岩田康誠騎手でデビュー。同馬の他にも、サトノノブレスの妹・サトノルーリー(父ディープインパクト)、2016年セレクトセールで8640万円のモハンマディ(父ディープインパクト)、ドバイワールドC優勝馬アニマルキングダムの半妹ゴルトキルシェ(父ステイゴールド)など注目馬が多数出走する。
■京都5Rの新馬戦にも注目馬が出走
母が米GI馬ソーメニーウェイズ、父がディープインパクトという良血馬、サトノエターナルが京都5Rの新馬戦でデビューする。同馬は2015年のセレクトセール当歳にて1億2420万円で落札された。鞍上はC.ルメール騎手。また、このレースには重賞2勝馬ダイワパッションの息子エポカドーロ(父オルフェーヴル)も出走する。
■3歳馬サンライズノヴァが古馬に挑む
東京11Rのオープン特別、グリーンチャンネルCに3歳馬サンライズノヴァが出走。ジャパンダートダービーでは1番人気に支持されるも6着に終わったが、距離短縮で巻き返すことができるか。対する古馬勢には、中央重賞勝ち馬のショウナンアポロン・ロワジャルダン、ダートグレード競走勝ち馬のキタサンサジン・サウンドスカイ・ラインシュナイダー、エニフS(OP)1・2着のウインムート・ゴーインググレートなど実績馬が揃っている。
■東京10Rにゴールドシップ全弟などが登場
東京10Rは芝2400mの準オープン、六社S。ゴールドシップの全弟トレジャーマップ、サナシオンの弟ブライトバローズ、ポップロックの弟ペンタトニック、重賞3着が2度あるソールインパクトらが出走する。どの馬がオープンクラスに上がるか、見ごたえあるレースとなりそう。
■ファイアプルーフ、菜七子騎手とのコンビで未勝利脱出なるか
東京1Rの未勝利戦にはファイアプルーフが出走。デビューからの4戦全てで藤田菜七子騎手とコンビを組んでおり、中にはタイム差なしの2着と惜しいレースもあった。デビュー以来のダート戦で未勝利脱出なるか。
■母は豪GI馬、プリモシーンが2戦目で勝ち上がり狙う
東京2Rの未勝利戦にはプリモシーンが出走。母は豪GI4勝のモシーン、父はディープインパクトという良血馬で、デビュー戦は2着だった。2戦目のここで勝ち上がれるか。鞍上は北村宏司騎手。
■熾烈極めるリーディングジョッキー争い
先週終了時点で戸崎圭太騎手が138勝、ルメール騎手とデムーロ騎手が128勝とリーティング争いは完全にこの3人が抜け出している。この土日は戸崎騎手3勝、デムーロ騎手6勝、ルメール騎手6勝。本日は南部杯のベストウォーリア騎乗のため戸崎騎手は盛岡へ。デムーロ・ルメール騎手はどこまで差を縮められるか。