ブレスジャーニーは追い切るごとに動きが良化しており、今朝も最後はしっかりと伸びていた(撮影:井内利彰)
2歳時の東京スポーツ杯2歳S1着時以来のレースとなるブレスジャーニー(栗東・佐々木晶三厩舎)。追い切るごとに徐々に動きが良化しており、今朝12日は菊花賞(10月22日・京都芝3000m)に向けた1週前追い切りを行っている。
中井裕二騎手(レースは柴田善臣騎手が騎乗予定)が跨って、CWコースでマースゴールドを追走する内容。最初は1秒近く追いかけていたが、先行が少し速めのラップを踏んで、それを追いかける形。ここでは少しもたつくようにも見えたが、3コーナーを回って、前を射程に入れると、逆に手応えは楽。
最後の直線は外を回って、しっかりと前を交わして先着のゴール。時計は6F80.4〜5F67.0〜4F53.7〜3F40.1〜1F12.5秒。騎乗した中井騎手は「前に並びかけていく時のスピードはさすが重賞ウイナーだなって感じでした。最後もしっかり伸びていましたよ」と走る馬に乗ったという感触を伝えてくれた。
一気の距離延長や約1年ぶりとなるとレース勘など、実戦となれば気になるところはたくさんある。ただレースを使えなかった春シーズンに比べれば順調に来ているのは間違いないだろうし、とにかくこのまま無事にレースを迎えることができればといった感じがする。
(取材・写真:井内利彰)