連勝で新潟2歳Sを制したフロンティアがデイリー杯2歳Sに出走(撮影:下野雄規)
11/11(土)は東京・京都・福島の3場開催。10日正午の馬場発表では3場とも芝・ダート良だが、京都と福島で曇り時々雨の予報が出ている(東京は曇りのち晴れ)。
■東京メインはダート重賞・武蔵野S
東京11Rはダート1600mの重賞、武蔵野S(GIII)。1着馬にチャンピオンズC(GI)の優先出走権が与えられる。2013年のベルシャザールはこことジャパンCダート(当時)を連勝、2008年のカネヒキリはここを叩いて本番を制した。今年はカフジテイク、サンライズノヴァなどが出走する。
■京都では2歳重賞・デイリー杯2歳S
京都11Rは2歳重賞、デイリー杯2歳S(GII)。過去10年、このレースから朝日杯FS(GI)の勝ち馬は出ていないが、昨年のボンセルヴィーソ、2014年のアルマワイオリが人気薄で馬券圏内に入っている。今年は新馬戦、新潟2歳S(GIII)と連勝中のフロンティアに人気が集まりそう。
■京都ジャンプSに現役最後のサッカーボーイ産駒
京都8R・京都ジャンプS(J・GIII)にラステラが出走する。同馬は現役最後のサッカーボーイ産駒。これまでに障害オープンを2勝しているが、ここを勝てば2007年阪神大賞典(GII)のアイポッパー以来、10年ぶりのサッカーボーイ産駒による重賞Vとなる。
■A.アッゼニ、R.ムーア騎手が来日
アンドレア・アッゼニ騎手(11/11〜12/24)、ライアン・ムーア騎手(11/11〜12/24)が本日から日本で騎乗。A.アッゼニ騎手は京都でデイリー杯2歳Sのジャンダルムなど、R.ムーア騎手は東京で武蔵野Sのゴールデンバローズなどに騎乗する。
■ウインガニオンの全妹がデビュー
東京5Rの新馬戦でウインソリティアがデビュー。今年のサマーマイル王者・ウインガニオンや、重賞3勝を挙げたシルクメビウスの全妹にあたる。C.デムーロ騎手とのコンビで初陣を飾れるか。他には、ブラヴィッシモの弟エストスペリオル、マイネルラクリマの弟ゲンパチカイナルなどが出走。
■東京9Rは2歳500万特別・オキザリス賞
東京9Rはダートの2歳500万特別、オキザリス賞。アジアエクスプレスやブルドッグボスといった後の活躍馬がここを制している。今年は新馬戦を6馬身差圧勝のアントーニオ、同じく5馬身差圧勝のクレヴァーパッチ、エスポワールシチーの弟ダークリパルサーらが出走する。
■フランケル牡馬モズアスコット、3連勝なるか
東京10Rの三鷹特別(1000万下)にはモズアスコットが出走。父フランケルの外国産馬で、今年7月に牡馬産駒としては日本初となる勝ち星を挙げた。続く500万下も制して連勝を飾っており、ここで3連勝に挑む。
■エアグルーヴ最後の仔・ショパン、4勝目を狙う
京都7Rの1000万下にエアグルーヴ最後の仔、ショパンが登場。前走は1番人気に支持されるも2着だったが、ここで巻き返しを狙う。鞍上は引き続きM.デムーロ騎手。強敵は3歳馬アドマイヤロブソンか。
■ロッテンマイヤーが1年3ヶ月ぶり復帰
昨年の忘れな草賞勝ち馬で、祖母がビワハイジという良血馬ロッテンマイヤーが、およそ1年3ヶ月ぶりの復帰戦を迎える。その舞台は京都9R・ダート1400mの花背特別。初めてのダート挑戦となるが、父クロフネからどれほどのダート適性を受け継いでいるか、注目したい。
■内田博幸騎手らが区切りの勝利まであとわずか
内田博幸騎手はJRA通算1100勝まであと1勝で、本日は東京で10鞍に騎乗。高倉稜騎手はJRA通算200勝まであと1勝で、京都で4鞍に騎乗。松若風馬騎手はJRA通算200勝まであと3勝で、京都で6鞍に騎乗。伊藤工真騎手はJRA通算100勝まであと1勝で、福島で1鞍に騎乗。岩崎翼騎手はJRA通算100勝まであと2勝で、京都で6鞍に騎乗。また、本日から日本で騎乗のR.ムーア騎手もJRA通算100勝まであと3勝となっている。