先週は朝日杯FSが行われ
ダノンプレミアムが快勝。クラシック戦線に名乗りを上げる形となった。
今週は中山・阪神の2場での開催となるが、今年のエリザベス女王杯を優勝した
モズカッチャンは昨年のこの週にデビュー(6着)していた。今年も今後の活躍馬となりそうな馬が出走を予定している。
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ウムラオフ(牡、父ステイゴールド、母ウミラージ、美浦・堀宣行厩舎)
異父兄の
ウムブルフは現4勝(1600万下)をマークしており、昨秋の菊花賞(12着)に参戦している。「性格的にカリカリとしているところは兄と似ているけど、父が替わったぶん、タイプが違う感じですね。ここまで順調に乗り込んでいるし、この時期の馬場も合いそう。素質はあると思います」と森調教助手。12月24日、中山の芝2000mをR・ムーア騎手で予定している。
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ダノンシャレード(牡、父シンボリクリスエス、母メジロシャレード、美浦・久保田貴士厩舎)
2016年のセレクトセールに上場され、取引価格は4428万円。GIを5勝した名牝
メジロドーベルの孫にあたる。全兄の
ショウナンラグーンは2014年の青葉賞を勝っており、ダービー(6着)や菊花賞(5着)にも参戦。母の妹弟には現1600万下の
レーヌドブリエや
ホウオウドリームがいる。「大型馬でピリッとしないところがあったけど、少しずつ動けるようになってきました。体質的な弱さはないし、まだ良くなってきそうです」と池内調教助手。12月24日、中山の芝2000mを内田博幸騎手で予定している。
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ドリームセオリー(牡、父ステイゴールド、母ドリームスキーム、美浦・尾関知人厩舎)
一族からはシンザン記念を制した
ロジクライが出ており、母系を遡るとディープインパクトの名もある。「ステイゴールドの子にしてはガンと行くようなタイプじゃないけど、水準級の時計で動けている。配合的にも長めの距離が合いそうだし、しっかりと追っていることが実戦につながればいいですね」と尾関知人調教師。12月24日、中山の芝2000mを予定している。
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モンテグロッソ(牡、父
モンテロッソ、母アドニータ、美浦・木村哲也厩舎)
一族からは米GI・フラワーボウル招待Sで
レッドディザイアを下したAveや、伊G1・ヴィトリオディ
カプア賞を制したAnna Mondaなどが出ている。「立派な馬格をしているし、歩き方やフットワークの
バランスがいい。穏やかな気性で芝の長い距離が合いそうだし、いいモノを持っていると思います」と木村哲也調教師。12月24日、中山の芝2000mを北村宏司騎手で予定している。
(取材・文:竹之内元)