プリモシーンなど、フェアリーS厩舎情報/美浦トレセンニュース

2018年01月05日 14:05

前走の未勝利戦勝利後も順調に来ているというプリモシーン(撮影:佐々木祥恵)

 7日(日)に行われる3歳牝馬による重賞、フェアリーS(GIII・中山芝1600m)に、美浦から出走する注目馬について、管理する各調教師のコメント。

プリモシーン(牝3・美浦・木村哲也)について、木村調教師。
「前走の未勝利(1着)後はノーザンファーム天栄に放牧に出て、こちらに戻ってからも順調に来ています。馬が若く、今週(1/3)の追い切りでも進んでいかないところがありました。ただ併せ馬の2番手で落ち着いていたのは良かったですね。

 新馬戦(2着)を使って上向いていたこともあり、前走は良い走りでしたね。まだ体型が幼くて器用な走りが出来ないので、中山1600のコース形態より広いコースの方が競馬がしやすいのは確かですが、期待の大きい馬で少しずつ良くなっていますので、ここでも良い走りをしてほしいですね」

グランドピルエット(牝3・美浦・田村康仁)について、田村調教師。
「前走(ひいらぎ賞・3着)後は在厩で調整していますが、中2週でちょうど良いと思います。追い切りでは行きたがるくらいの感じで、仕上がりは良いですね。2走前のアルテミスS(GIII)も自信があったのですが、レース間隔があきすぎていたかもしれません。

 前走は上がりが速くて上位馬とは位置取りの差が出た感じですが、牝馬では最先着でしたからね。今回は重賞ですが1勝馬ばかりですし、この馬にもチャンスはあるでしょう」

テトラドラクマ(牝3・美浦・小西一男)について、小西調教師。
「今週(1/3)は予定通りの内容の追い切りで、しまいもしっかりとしていました。デビューしてからは、放牧に出て帰厩するたびに成長が見られ、マイル戦の前走(未勝利・1着)も期待していたのですが、好位からスムーズに抜け出して時計も速かったので驚きました。元々気難しいタイプではありませんし、今回帰厩してから気が入っているのは成長でしょう。前走も先行できましたし、今回も同じようなレースが出来れば、中山の1600mでも良い競馬ができそうですね」

レッドベルローズ(牝3・美浦・鹿戸雄一)について、鹿戸調教師。
「今週(1/3)の追い切りは良い内容でしたし、テンションが上がりやすい面が心配でしたが、ここまでは順調に調整できています。新馬戦(1着)では8分ほどの仕上がりであの競馬でしたし、良いメンバー相手に3着以下を千切ったので、能力がありますね。

 前走時は体にまだ余裕がありましたので、1度競馬を使った上積みはあるでしょう。今回は2戦目なので、ゲートももう少し出てくれると思います。中山替わりは問題ないでしょう。テンションも上がりやすいので何とも言えませんが、能力はここでも足りると思います」

デュッセルドルフ(牝3・美浦・木村哲也)について、木村調教師。
「前走(新馬・1着)は、競馬に向けてのトレーニングをしっかり積んでいけるレベルとは言えない状況の中、勝てたのは能力だと思います。まだ本当に良くなり切ってはいませんが、キャンターの感じも良くなっています。良いものを持っていますし、少しずつ良い方向に行っていますので、どんな走りをしてくれるか楽しみもありますね」

(取材・文:佐々木祥恵)

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