4歳になってのパワーアップが明らかな動きを見せたペルシアンナイト(撮影:井内利彰)
昨年のマイルCSでG1制覇となった
ペルシアンナイト(栗東・池江泰寿厩舎)。前走後は放牧へ出され、1月30日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ帰厩。今朝8日は今年初戦予定の中山記念(2月25日・中山芝1800m)に向けた2週前追い切りを行っている。
2回目のハローが終了した時間帯にCWコースへ水口優也騎手(レースはM.デムーロ騎手)が跨って入場。前に
キタノコマンドール、
サトノエターナルを見る形で最後方を進んだ。前半が少し遅めのラップだったこともあり、3コーナーあたりで行きたがるところを見せるかと思いきや、しっかりと折り合って追走。
4コーナーから直線を向くところでもきっちり我慢できており、最後の直線が内から抜けてくる形。その迫力が半端ない。豪快なフットワークで相手2頭に追いついたと思いきや、あっさりと追い越す。抜け出すとそれ以上引き離すようなところはなかったが、もうこれで十分といった走り。
時計は6F82.3〜5F66.9〜4F51.8〜3F37.4〜1F11.6秒。全体はごく普通の数字だが、ラスト1Fは特筆もの。しかもまだまだ余裕がある状態でこの数字だから、4歳になっての
パワーアップが明らかな動き。来週以降もどんな動きを見せてくれるか、非常に楽しみなところ。
(取材・文:井内利彰)