未勝利、もみじSと連勝してG1挑戦となった朝日杯FSは出遅れもあって5着だったダノンスマッシュ(栗東・安田隆行厩舎)。今年の始動はファルコンS(3月17日・中京芝1400m)を予定しており、今朝7日はその1週前追い切りを行っている。

　2回目のハローが終了した時間帯にトウカイオルデンとともにCWコースへ入場。北村友一騎手(レースは戸崎圭太騎手)が跨って、3馬身ほど後ろから追走する内容。その差を保ったまま、4コーナーまで進めていき、最後の直線はコーナーで内を回った分、追いついてきたという感じ。

　距離のアドバンテージがあったとはいえ、最後の直線の手応えは楽々。相手も余力があって、伸びようとしているが、それ以上の瞬発力を見せて、一気に追い抜いていく。その時計は6F79.4〜5F64.4〜4F50.2〜3F36.4〜1F11.3秒。いくら時計が出る時間帯だったとはいえ、この数字は素晴らしく速い。

　休み明けになるが「本当にいい状態です」と安田隆行調教師。3戦2勝の距離に戻って、どんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみなところ。

(取材・文：井内利彰)