前走時と比べて明らかに状態が良いワグネリアン(写真1番奥、撮影:井内利彰)
皐月賞7着の後も栗東に在厩して調整を続けている
ワグネリアン(栗東・友道康夫厩舎)。次走日本ダービー(5月27日・東京芝2400m)に向けて、ここまで順調に追い切りを消化。今朝16日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
先週に引き続き、藤岡康太騎手(レースは福永祐一騎手)が跨って、CWコースでの追い切り。
ジュンテオドーラが先頭、
ポポカテペトルが2番手の隊列を最後方から追走。6F標識の地点で2秒くらいの差があったが、しっかり折り合っての追走。
テンからかなり速いラップで飛ばしていったが、走るフォームは本当に安定している。4コーナーから直線は最内に進路を選んだが、追い出すまでもなく、前に追いついて、あとは仕掛けを待つだけ。
残り300mの地点あたりから仕掛けられて、ぐいぐいと伸びて、あっさりと先頭に立ち、その後も伸び続ける。時計は6F77.2〜5F62.7〜4F49.7〜3F36.7〜1F11.7秒と文句なしに速い数字をマークした。
追い切り後の様子も煩いところがなく、明らかに前走時よりも良く見える。強い負荷をかけていきながら、状態が昇っている印象を受けるだけに、レースまで順調にいけば、素晴らしい状態で大一番を迎えることができそうだ。
(取材・文:井内利彰)