スティルネスは当日の落ち着きが鍵(撮影:佐々木祥恵)
今週の福島競馬でデビューする2歳馬4頭について、関係者のコメント。
■7月7日(土)福島5R 芝1200m
・ワラウウマザンマイ(牡2・美浦・武藤善則 父メイショウボーラー 母レリックレーヌ 母父サンデーサイレンス)
武藤調教師
「千葉サラブレッドセール出身で、順調にうまくここまで調整できています。丈夫で息遣いも良く飼い葉食いも良いですね。テンションも問題ありません。しいて言うならもう少し力強さと迫力が出てきてほしいですね。現在430キロほどでここに来て体が増えてきていて、まだ成長途上ですが、デビュー前としては上々だと思います。初めは1800mを考えましたが、気が良いところがあるのでマイルにしました」
■7月8日(日)福島5R 芝1800m
・クリスタルバローズ(牡2・美浦・奥村武、父ヴィクトワールピサ、母クロスバラード、母父タイキシャトル)
奥村調教師のコメント
「急かして乗るタイプではないので、距離があった方が良いですね。十分体力もあってトビが大きいので必ずしも福島向きではないかもしれませんが、相手関係を見てここを選択しました。切れるタイプではなく長く良い脚を使いそうですし、体力のある馬なのでそのあたりを生かしたいですね」
■7月8日(日)福島6R 牝馬限定 芝1200m
・クラーナハズヌード(牝2・美浦・斎藤誠、父ディープブリランテ、母アサクサヴェール、母父フレンチデピュティ)
斎藤調教師のコメント
「後ろからつつかれる形になるとそこからひと伸びするタイプなので、そのような形の競馬になると良いでしょう。スタートも速いですし、前目で運べそうですね。先週でもデビューできたくらい仕上がっていますし、初戦から楽しみです」
・スティルネス(牝2・美浦・小島茂之、父ゴールドヘイロー、母マツリダワルツ、母父チーフベアハート、半兄に重賞2勝で現役のロードクエスト)
土明調教助手のコメント
「先週ジョッキー(田辺騎手)が乗って好感触を掴んでくれました。気持ちが入りやすい馬なので、当日の落ち着きが鍵です。そのような気性を考えると新馬向きかもしれませんし、能力的にも新馬勝ちできるものを持っています。あとは相手関係次第でしょう」
(取材・文:佐々木祥恵)