ノルマンディー

【アイビスSD】アペルトゥーラ、一直線で重賞初Vへ 得意条件で輝き放つ

2018年07月25日 08:00

 舞台適性の高さを見せたいアペルトゥーラ

 「アイビスSD・G3」(29日、新潟)

 得意舞台なら重賞初挑戦でも侮れない。新潟の直線競馬で4戦3勝の実績を誇るのがアペルトゥーラだ。コーナーのない特殊なコース形態とあって、この舞台で真価を発揮するスペシャリストの活躍が目立つレース。3、4歳時には地方・園田競馬に転出した経験もある7歳馬が、最も力を発揮できる舞台で輝きを放つ。

 JRAの中で最も特異な舞台。それがアイビスSDが行われる新潟芝の直線1000メートル戦だ。特殊なコース形態だけに、スペシャリストが存在する。過去には02、04年に勝ったカルストンライトオ、08、09年連覇のカノヤザクラ、15、16年連覇のベルカントなど、この舞台で輝きを放つ馬が存在した。

 今回が重賞初挑戦となるアペルトゥーラにはその資質がある。直線競馬で4戦3勝。国枝師は「右にもたれるところがあるからね。この馬にとっては真っすぐに走るだけだから楽なのだろうね」と分析。各馬がスタートしてから徐々に外ラチを目指す形となるのが、この舞台の特徴。これに戸惑いを見せる馬もいる。ただ、右へもたれ癖のある同馬にとってはこの作業がスムーズ。不得手なコーナーもなく、最後まで全力で走り抜くことができるのだ。

 体調もここに向けて上向きだ。17年夏に1000万特別、準オープンを連勝したように、夏に真価を発揮するタイプでもあるからだ。「昨年の成績を見ても、この時季はいいのだろうね。中間も順調だよ」と師は状態面に太鼓判を押す。

 舞台設定、開催時期の両方の観点から、ベストの重賞と言える一戦。「相手は強くなるが、得意条件でいいところを見せてくれればいいね」と指揮官はうなずく。真夏の快速王決定戦。ここを勝って“直線競馬のスペシャリスト”の称号を手に入れる。

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