6日、大井競馬場で行われた大井記念(4歳上、南関東G2・ダート2600m、1着賞金3000万円)は、内田博幸騎手騎乗の2番人気エイシンチャンプ(牡6、大井・堀千亜樹厩舎)が道中は好位を追走し、直線で3番人気ボンネビルレコードとの叩き合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは2分47秒3(良)。さらに4馬身差の3着には9番人気クールアイバーが入った。
勝ったエイシンチャンプは、父ミシエロ、母エイシンミシガン(その父Manila)という血統。02年6月に栗東・瀬戸口勉厩舎からデビュー。同年の朝日杯フューチュリティS(GI)を制してJRA最優秀2歳牡馬に選出された。続く03年弥生賞(GII)も制したものの、以降は勝ち星を挙げられず、昨年12月にJRA競走馬登録を抹消し、大井・堀千亜樹厩舎に転厩。移籍初戦の'06グリーンC(準重賞・ダート2000m)は3着に入着し、今回が弥生賞以来、3年3か月ぶりの勝利となった。通算成績36戦5勝(うち地方2戦1勝、重賞3勝)。また、管理する堀千亜樹調教師は今回の勝利が重賞初勝利となった。