18日、京都競馬場で行われたマーメイドS(3歳上牝、GIII・芝2000m)は、安部幸夫騎手騎乗の9番人気ソリッドプラチナム(牝3、栗東・田中章博厩舎)が道中は後方に待機し、直線大外から鋭く追い込むと、内から伸びた3番人気サンレイジャスパーをハナ差捕らえて優勝した。勝ちタイムは2分01秒1(良)。さらにクビ差の3着には11番人気オリエントチャームが入り、1番人気に支持されたヤマニンシュクルは8着に敗れた。
勝ったソリッドプラチナムは、父ステイゴールド、母リザーブシート(その父クリエイター)という血統。叔父に03年NHKマイルC(GI)を制したウインクリューガーがいる。今回の勝利がステイゴールド産駒の重賞初勝利となった。05年11月にデビューし、2戦目で初勝利。前々走の3歳500万下(芝1800m)で2勝目を挙げ、前走の白百合S(OP)では8番人気ながら最後方待機から直線追い込み、2着に食い込んでいた。通算成績8戦3勝(重賞1勝)。3歳馬が同レースを制したのは今回が初めてとなる。
鞍上の愛知・安部幸夫騎手はマイネソーサリスで制した05年愛知杯(GIII)以来のJRA重賞通算2勝目。管理する田中章博調教師はデンシャミチで制した05年京王杯2歳S(GII)以来のJRA重賞勝利で通算4勝目となった。