【万哲の馬場予報】京都大賞典(京都芝)「日曜の傾向からは極端な高速決着にはならない」

2018年10月07日 18:30

過去にはイン有利に推移する年もあったが、今年は内にこだわる状況ではない

 毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

【京都大賞典(京都の芝傾向)】

 土曜はにわか雨の影響で良馬場から稍重に一時変更があったが、同午後5時半発表の時点で良馬場に回復。好天に恵まれた日曜は1Rから12Rまで良馬場で終日行われた。

 ただ、例年の秋開幕週特有の高速馬場ではない。日曜の特別3レースの勝ち時計は、全て前年を下回った。9R・りんどう賞を勝ったプールヴィルが1分22秒7(昨年の勝ち馬マドモアゼルが1分21秒7)。10R・清滝特別を勝ったアグネスフォルテが1分47秒5(昨年クリノヤマトノオーが1分45秒6)。11R・オパールSを勝ったアンヴァルが1分8秒2(昨年ソルヴェイグが1分7秒5)。

 土曜の雨の影響が残り、良発表でも含水率が高め。芝が密に生えてソフトなのも、時計を若干要する原因になっている。ちなみに土曜は芝のレースは6鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「5番手、3番手、4番手、3番手、3番手、5番手」。好位差しがよく決まり、開幕週特有の内有利では決してなかった。

 京都大賞典に限れば、過去にはイン有利に推移する年もあったが、今年は内にこだわる状況ではない。月曜はさらに乾くが、日曜の傾向からは極端な高速決着にはならない。

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