直線力強く抜け出し完勝のエポカドーロ(撮影:下野雄規)
大本命の
ダノンプレミアムが回避し混戦模様となるなか、1番人気は弥生賞で
ダノンプレミアムに敗れて2着だった
ワグネリアンが背負うことに。差のない2番人気は、ス
プリングS勝ちの
ステルヴィオとなった。
アイトーン、
ジェネラーレウーノ、
ジュンヴァルロの3頭によるハナ争いは、
アイトーンが先頭に立つも差はわずか。前の3頭が後続に10馬身以上のリードを広げていき、上位人気馬はいずれも後ろからの競馬となった。1000m通過は59.2秒だが、4番手以降はマイペースで追走。勝負どころでも前3頭との差はさほど詰まらず、直線に入る。
逃げる
アイトーンを残り200mで交わした
ジェネラーレウーノ。そこへ
エポカドーロが迫り、坂を上がって交わし去り、最後は2馬身差をつけてゴールした。
エポカドーロのあとを追った
サンリヴァルが2着。3着は
ジェネラーレウーノが粘り込んだ。上位人気3頭は、直線で外から追い出されるも3着争いまで。勝ちタイムは2:00.8(稍重)。
勝った
エポカドーロは4番手を追走したが、前の3頭とは大きく離れており逃げ馬の形だった。そこで折り合うと、
パワーの要る稍重の馬場を苦にせず直線は力強く伸びた。
3戦目からコンビを組む戸崎圭太騎手は「返し馬から落ち着いていて、調子の良さと成長を感じていた。主張する馬がいたので、先生(藤原英昭調教師)とも相談して、前を見ながらの位置で競馬しようと考えていた。4コーナーを回る時の手応えも良かった。距離は心配だったが、強い競馬を見せてくれたので問題ないと思います」と語った。
戸崎騎手はクラシック初勝利。また、父
オルフェーヴルはこの世代が初年度産駒。桜花賞の父
ロードカナロアに続き、牡牝ともに1冠目は新種牡馬が手にしたのである。
1着
エポカドーロ 7人気
2着
サンリヴァル 9人気
3着
ジェネラーレウーノ 8人気