2月3日に東京競馬場で行われる東京新聞杯(4歳上・GIII・芝1600m)について種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みはディープインパクト、4回でタニノギムレット、キングカメハメハが続く。タニノギムレットはアブソリュート、スマイルジャック、ブラックスピネルと異なる馬で3勝を挙げており、このレースとの相性は抜群だが、今年は産駒の出走がない。
ディープインパクト産駒は2-4-0-16。6回馬券に絡んでいるとはいえ、出走頭数自体が多く、複勝回収率も75%止まり。やみくもに狙えばいいというわけではなく、取捨選択が必要だ。
1つの目安は人気。過去10年間、1番人気、2番人気だった6頭は全て着外に敗れている。
一方で3〜6番人気に絞ると2-4-0-2と好成績で、好走した馬たちは全てこの人気帯だった。14年から18年まで5年連続で馬券に絡んでおり、昨年も1番人気のグレーターロンドンが9着に沈む一方で、5番人気のサトノアレスが2着に食い込んだ。そこそこ上位人気というゾーンを狙い撃つのが面白そうだ。
今年はサトノアレス、リライアブルエース、レッドオルガと3頭のディープインパクト産駒が登録している。
キングカメハメハ産駒は0-2-2-10で複勝回収率76%。ただし、5番人気以内に限定すると0-1-2-2となり、複勝回収率も116%までアップ。実際に17年エアスピネル(1番人気3着)、18年ダイワキャグニー(2番人気3着)と2年連続で馬券に絡んでいる。
今年、出走予定のレイエンダも上位人気が見込まれるだけに、軽視は禁物だろう。
ステイゴールド産駒は0-0-1-4。16年にマイネルアウラートが11番人気3着と波乱を演出している。今年は、インディチャンプとレアリスタが出走予定。
ハーツクライ産駒は1-0-0-0。昨年、リスグラシューが3番人気で優勝していて相性は良さそうだ。今年はロジクライが出走を予定している。