【ファルコンS予想】前走のタイム優秀な◎ヴァッシュモン/JRAレース展望

2019年03月16日 07:00

ジュニアCを制したヴァッシュモン(撮影:下野雄規)

 長く3歳馬限定のスプリント重賞として親しまれてきたが、2006年からは春先に移設され、さらに12年からは1400mに変更。同じ左回りで行われるNHKマイルカップの前哨戦的な意味合いを持つようにもなった。13年の優勝馬インパルスヒーローがNHKマイルC2着、17年の本レース2着ボンセルヴィーソがNHKマイルC3着していると同時に、17年3着馬メイソンジュニア(ニュージーランドトロフィー2着)や15年ヤマカツエース(3着→1着)のようにニュージーランドトロフィーとの関連性も見逃せない。今後は橘ステークスあたりとの関連性が強くなりそうなレースだ。

 中京競馬場の1400mコースで行われた過去7回の1〜3番人気馬は5勝2着3回3着1回。ただし、1番人気馬は14年タガノグランパが勝っているのみで他の6頭は馬券圏内には入っていない。

 ◎ヴァッシュモンがジュニアカップで記録した1分33秒8はコントラチェックの菜の花賞と並び、今年に入ってからの中山競馬場1600m戦で3歳馬が記録した中ではもっとも速いもの。当時、約3ヵ月弱の休み明けだったことを考えれば価値は高いし、好スタートから中団に控えて外目を追い上げた内容も悪いものではなかった。左回りも経験済みで心強い。

 1400mの距離で4戦して2勝2着2回の○ローゼンクリーガーも圏内だ。逃げ、先行馬が総崩れの中で阪神ジュベナイルフィリーズは勝ちに行く競馬で大敗してしまったものの、この距離で敗れた2戦の相手はアウィルアウェイプールヴィルだった。今回のメンバーなら巻き返しも可能だ。

 人気にならないタイプのようだが▲ドゴールの実績は無視できない。重賞のサウジアラビアロイヤルC2着含め、左回りでは3戦して1勝2着1回3着1回。使われながらどんどん体重が増えてきているのも好印象だ。

 多頭数競馬に一抹の不安を残すも△ハッピーアワーの末脚は無視できないし、イッツクールのキャリアも大きな武器になりそう。不気味なのは芝血統ながらもダートで2戦2勝グルーヴィット。デビュー戦で芝のスタート部分で行き足がつかなかったのは気になるが、補って余りある血統馬だ。

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