「新馬戦」(6月1日、阪神)
ロジャーバローズがダービーを制した興奮冷めやらぬなか、来年のクラシックへ向けて、若駒がデビューする。新種牡馬
グランデッツァ産駒の
ラルゲッツァが、一番星を目指す。
今年もこのコンビが“開幕戦”に登場する。新種牡馬
グランデッツァ産駒の
ラルゲッツァ(牝、栗東・平田)が、土曜阪神5R(芝1600メートル)にスタンバイ。平田厩舎と福永のタッグは、16年
レッドラシーマ、17年
ケイアイノーテックと2年連続で“世代一番星”を挙げ、昨年も
スマートユニバンスで2着。3年連続で連対している。
「(レース)相性はいいよね」と話す鞍上は、29日に栗東坂路で最終追い切りに騎乗。単走で4F54秒2-39秒9-12秒7と1Fごとに加速する理想的なラップを刻み、「聞いていたよりは動いたね。硬くて前が伸びないところはあるけど、カリカリしていて初戦向きかな」と感触は悪くなかった。
師も「気性が激しいので抑え気味にやってきている。時計は出てないけど、乗り味はいい。いいモノは持っていると思う」と素質を評価する。父を現役時代に管理していただけに「勝てたらいいよな」と期待は大きい。2年ぶりのV発進で、2歳戦線を熱く盛り上げていく。