人馬ともに重賞初制覇となったナガタブラック×伊藤裕人騎手(撮影:高橋正和)
25日、大井競馬場で行われた第9回優駿スプリント(3歳・ダ1200m・1着賞金2000万円)は、好位でレースを進めた伊藤裕人騎手騎乗の6番人気
ナガタブラック(牡3、川崎・岩本洋厩舎)が、直線に入って抜け出し、最後は外から追い上げてきた2番人気
ロイヤルビクトリー(牝3、大井・三坂盛雄厩舎)に1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分13秒3(重)。
【伊藤裕人騎手のコメント】
「(重賞初勝利について)先生から、重賞とか気にせずに平常心で乗れと言われました。自分自身もいつもと変わらずに乗れたかなと思います。
スタートが上手な馬ではないので、位置取りはもう少し後ろかなと思ってたんですが、今日は上手く出てくれたので、思ったより前の位置で、これはもしかしたらいいかなと思いながら乗ってました。最後は必ず伸びてくれる馬なので、そこは信じていました。でも、(勝ったのは)ゴールするまではわかりませんでした。
普段はおっとりしているんですけど、競馬場に来るとスイッチがオンになって、競馬では最後しっかり伸びてくれます。メンバーが上がっても、この馬自身レースごとに力を付けてくれているので楽しみだと思います」
【岩本洋調教師のコメント】
「馬の状態がいい方に向かっていました。以前からちょっとゲートに難が出まして、落ち着かせるようにと指示したんですが、今度はモタつくようになりまして。お陰で馬が差す競馬が出来るようになりまして、レース自体が安心して見ていられるような、いい方向に向かってくれました。
ゲートが一番心配でしたが、いいスタートでした。前回も古馬に混じっていいレースが出来ましたので、スタートさえ決まればと思っていました。
次走については、今回の結果が出てからと思っていましたので未定です。まずは無事に走ってくれることが一番なので、1つ1つ大事に狙っていきたいと思います」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)