【セレクトセール2019】新種牡馬キタサンブラック産駒 最高値はドナブリーニ19

2019年07月10日 06:00

 キタサンブラック産駒では最高額の1億6000万円で落札されたドナブリーニ19(撮影・園田高夫)

 「セレクトセール2019」(9日、ノーザンホースパーク)

 2日目は当歳馬のセリが行われ、注目を集めた新種牡馬キタサンブラック産駒では、G1・7勝のジェンティルドンナを半姉に持つ「ドナブリーニ19」が1億6000万円で落札された。(※価格は全て税抜き)。

 再び祭りが始まるか-。新種牡馬として注目を集めるキタサンブラック初年度産駒。上場された当歳馬10頭のトップバッターを務めた「ドナブリーニ19」(牡)が、産駒最高値の1億6000万円で落札。半姉が12、13年ジャパンカップ連覇、14年のドバイシーマクラシック、有馬記念など国内外でG1・7勝を挙げた3冠牝馬ジェンティルドンナという良血だ。

 購入したHIROKIカンパニー関係者は「2億円は超えると思っていたので安いかなと思っています。キタサンブラックのファンだったので。もちろん、キタサンブラックのような活躍を期待します」と声を弾ませる。入厩が決まっている矢作師も「父に似て脚が長い」と期待した。

 「リップスポイズン19」(牝)はキタサンブラックのオーナーだった北島三郎氏の(有)大野商事が1900万円で落札。現役時代に管理した清水師が預託先となり、トレーナーは「軽そうでスラッとしたタイプ。楽しみ」と父に姿をだぶらせた。また、同じ産駒の「モンプティクール19」(牝)、「キープレイヤー19」(牡)も同師が管理する予定だ。

 キタサンブラックの主戦で、セレクトセールを訪れた武豊も胸を躍らせていた。「似ている馬もいて、一緒にレースをしたことを思い出しますね。早く乗りたい。改めて注目される馬に乗っていたんだなと思うし、ジョッキーで良かったな、と。清水先生にも“ブラックの子でまた勝ちたいね”って言われたので。楽しみです」と笑顔を見せた。スター性抜群の血。早ければ2021年のデビューに期待が高まる。

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