【門別競馬情報】過去15回中なんと過半数「8勝」の角川厩舎勢が今年も決める!? 2歳牝馬の1200m重賞「第16回リリーカップH3」/地方競馬情報

2019年08月29日 17:00

 29日のメイン12Rは、2歳牝馬の1200m重賞「第16回リリーカップH3」(JBC協会協賛ラブリーデイ賞、発走20時40分)。2004年に創設され、8月18日、今はなき旭川1000mで記念すべき第1回(優勝スプリットメイド)が行われたこの2歳牝馬スプリント重賞は、2009年の「門別ナイター集約化」後も第10回(2013年)までは1000mで施行。

 翌年、ブリーダーズゴールドカップJpnIII当日に「牝馬ダブル重賞」としてフルールカップ(1000m)が新設されたのを機に「1200m重賞」へと衣替え、そこから更に5回の歴史を重ねてきた。1着馬には、10月10日(木)第22回エーデルワイス賞JpnIIIへの優先出走権が付与されるとあり、世代トップ級の快足牝馬たちが顔を揃える重要レースとなっている。

 データ面で圧倒的に目を引くのは「角川秀樹厩舎」勢の強さ。昨年までの15回中、なんと過半数の「8勝」(2006年タガタメ/08年アンペア/09年プリモエナジー/11年レイモニ/12年ハニーパイ/13年クリノエリザベス/15年モダンウーマン/17年ストロングハート)を挙げており、このうち08年アンペア・12年ハニーパイ・17年ストロングハートはエーデルワイス賞JpnIIIも制した。

 今年も、上位人気必至の4プリモジョーカー、9バブルガムダンサー、12エンジェルパイロに伏兵の1アクアリーブルと4頭を出走させ“必勝態勢”。「2年ぶり9勝目」を狙う。

 一方、近年リーディング首位を続けている田中淳司厩舎は、実はまだこのリリーカップH3を勝てていない。ただ、フルールカップH3は今年も7コーラルツッキーで制し、創設から6年で何と4勝。中1週で重賞V2に挑むコーラルツッキーに加え、同競走2番人気(4着)の3テーオーブルベリーもここに駒を進めてきた。快足2頭の好ダッシュで、リリーカップH3初勝利を決める可能性も十分にありそうだ。

 上記各馬が上位人気に推されそうな情勢も、昨年このレースをアークヴィグラス(NARグランプリ2018・2歳最優秀牝馬、グランダム・ジャパン2018「2歳シーズン」優勝)で制した小野望厩舎が送り込む2頭(6ティーズリープ、10ミリミリ)はじめ伏兵陣も多彩。JRA勢との対決が待つ10月10日(木)エーデルワイス賞JpnIIIに向け、頭ひとつ抜け出すのはどのヒロイン候補か。20時40分のゲートインを、楽しみにお待ちいただきたい。

(文=ひだか応援隊)

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