8日、盛岡競馬場で行われたビューチフル・ドリーマーC(3歳上牝、ダート1800m、1着賞金700万円)は、板垣吉則騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.4倍)サイレントエクセル(牝3、岩手・千葉博厩舎)が2番手追走から3角で先頭に立つと、直線に向いて後続を突き放し、9番人気タカエイチフジ に10馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分52秒5のレコード(不良)。さらにクビ差の3着には5番人気ドリームチャッターが入った。
勝ったサイレントエクセルは、父ウイングアロー、母メイプルダンス(その父アフリート)という血統。半姉に02年小倉2歳S(GIII)を勝ったメイプルロード(牝6、栗東・田所秀孝厩舎、父ジェニュイン)がいる。昨年6月のデビュー戦で7馬身差をつけて圧勝。その後しばらく勝ち切れないレースが続いたが、05年白菊賞で重賞初制覇。今年2戦目となった留守杯日高賞で重賞2勝目を飾ると、6月の岩手ダービーダイヤモンドCで2着に好走した。さらに重賞3勝目となったひまわり賞まで3連勝。前走のダービーグランプリ(交流GI)では3着に入り、地方馬最先着を果たしていた。通算成績15戦7勝(うちJRA1戦0勝、重賞4勝)。