【弥生賞】ワーケア万全 ルメール「絶対に能力ある」

2020年03月05日 06:00

 好仕上がりをアピールしたワーケア(左)=撮影・三好信也

 「弥生賞・G2」(8日、中山)

 態勢は万全だ。ワーケアは4日、美浦Wの併せ馬で余力十分に併入した。鞍上のルメールは好感触。クラシックの大舞台へ向けて、きっちりと結果を出しておきたい。サトノフラッグは美浦坂路で力強い脚さばきを披露。3連勝で重賞タイトルを頂く。ブラックホールもしっかりと追われ、気配は良好だ。

 ホープフルS3着以来のワーケアは、美浦Wで軽快に飛ばすフォアシュピール(3歳1勝クラス)を2馬身追走し、直線では内に切り込む。ルメールに導かれ、1完歩ごとに差を詰め、追いついたところでゴール。5F65秒4-37秒4-12秒7と2週連続で65秒台をマークし、仕上がりの良さを見せつけた。

 ルメールは「最後は重かったのでプッシュした。この馬は距離が2000メートル以上欲しい。追い切りの距離は短いね」と言いながらも「フットワークは良かった。この後にコンディションが良くなる」と最終追いの効果に期待する。手塚師も「馬体もそんなに増えていないし、この馬なりに動けていたと思います」と合格点をつけた。

 デビュー2連勝で挑んだ前走は、スタート直後にごちゃつき、位置取りを下げて不本意な結果になった。2度目の中山となる今回、ルメールは「できれば3〜4コーナーでポジションを上げて行きたい」と青写真を描き、「絶対能力はあるから。今回はグッドチャンス」と底力を信頼している。

 「この馬はダービーの方が向くと思うので、賞金を加算したい。このメンバーで弱気なことは言えない」と手塚師は雪辱を果たす構え。今年初戦。春の大舞台へ胸を張って歩を進めたい。

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