【オーシャンS】今年もGone West系種牡馬の産駒に注目が集まる/データ分析(血統・種牡馬編)

2020年03月05日 14:52

オーシャンS 過去10回

 7日に中山競馬場で行われるオーシャンS(4歳上・GIII・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる3回の馬券絡みはダイワメジャーとアグネスデジタル。2回でサクラプレジデント、サクラバクシンオー、フジキセキ、アドマイヤムーン、アドマイヤコジーン、タイキシャトルが続く。ただし、リピーターが成績を底上げしている傾向にあり、異なる馬で2回以上の好走歴がある種牡馬はアグネスデジタルに限られる。

 初出走のRaven's Pass産駒はタワーオブロンドンに注目が集まるが、昨年のスプリンターズSの勝ち馬であればコース適性は証明済み。Gone West系種牡馬の産駒としては19年モズスーパーフレア(父Speightstown)、16年エイシンブルズアイ(父Belgravia)が勝利しており、父系のレース相性も評価できるだろう。

 同じく初出走となるロードカナロア産駒のダノンスマッシュも上位人気と目される。同産駒のコース成績は「3-2-6-29」勝率7.5%・複勝率27.5%、と他コースよりも劣ることは否めないが、自身の19年スプリンターズS・3着という戦績を鑑みれば大幅に割り引く必要はないかもしれない。

 ダイワメジャー産駒は「0-3-0-5」。同産駒からは3年連続で2着に好走しているナックビーナスが出走予定。中山競馬場はコースを問わずに「4-7-1-1」と高い適性を示しており、4着以下に敗れたのは18年スプリンターズSのみ。活躍が目立つリピーターのなかでも最たる例といえる存在だ。

 オレハマッテルゼ産駒は「1-0-0-1」。今年は18年の勝ち馬キングハートが3年連続での出走となる。昨年は高速決着に対応しきれなかったが、戦歴からも持ち時計分は走れるタイプ。時計が掛かる馬場になった際にはリピーターとして注目しておきたい。

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