【北斗盃予想】ホッカイドウ競馬三冠路線の一冠目はどの馬に!?/NARレース展望

2020年05月14日 11:00

今年の北海優駿を占う一戦はアベニンドリームに注目したい(撮影:高橋正和)

 三冠レースの一冠目となる北斗盃は、門別競馬場の内回り1600mの距離で争われ、昨年からH2に格上げになった。なお1、2着馬には6月18日に行われる北海優駿への優先出走権が付与される。今年は7頭と少頭数ながら、重賞2着2回のアベニンドリーム、水沢の留守杯日高賞で2着のレッドカード、デビュー戦の特別レースをいきなり勝ったタイセイシャイニーなど、面白いメンバーが顔を揃えた。

 ◎はやはり実績上位のアベニンドリーム。3走前の川崎の重賞・鎌倉記念では勝ち馬にクビ差まで迫る2着、2走前の北海道2歳優駿ではJRAのキメラヴェリテに直線半ばまでしぶとく食い下がっての2着と、ここでは実績上位だ。前哨戦の牡羊座特別では2着に敗れたが、休み明けでプラス16キロだったことを考えると、ひと叩きした効果は大きい。先行できる脚質なので内回りの1600mも問題ない。

 ○は2戦した川崎で5着、4着、続く水沢の重賞・留守杯日高賞で2着とここのところ堅実なレッドカード。他場だがマイルも経験済みだし、前めで競馬ができる馬なので、コースや距離も心配なさそう。

 ▲にタイセイシャイニー。まだ1戦というキャリアの浅さがどう出るかだが、デビュー戦の鳥待ち月特別でエーデルワイス賞2着のアザワクら経験馬相手を負かした能力は相当なもの。1200mから400mの距離延長をこなせれば、一発があっても不思議ではない。

 △に水沢のマイル重賞の金杯を勝ったシンボ、JRAの未勝利戦で3着という成績があるアッカレッツァーレは慣れが見込める門別2戦目に期待してみたい。

 昨年はリンゾウチャネルがこのレースをステップに、北海優駿、王冠賞を制して見事三冠に輝いた。今年一冠目を手中に収めて三冠への第一歩を踏み出すのはどの馬か。北斗盃は5月14日(木)、20時35分発走。

(文:佐々木祥恵)

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。