【クイーンC予想】混戦の3歳牝馬重賞 中心はルミナスアローか/NARレース展望

2020年06月19日 11:00

地元馬ルミナスアローは出走馬中最多タイの5勝を挙げている(撮影:谷口浩)

 6月19日、笠松競馬場で3歳牝馬による重賞・クイーンC(1600m)が行われる。

 北陸・東海・近畿交流で、今年は兵庫からの遠征馬1頭を迎えた10頭立て。3年連続で兵庫所属馬が勝利しているが、今年は抜けた存在がおらず混戦模様だ。

 そんな中、重賞で上位入着歴があるのが地元のルミナスアロー。

 4走前には名古屋の重賞・若草賞で4着だった。このレースはステラモナークが2着に6馬身差をつけて勝ったため、勝ち馬からは1.8秒差をつけられたが、3着バブルガムダンサー(船橋)とは半馬身差。

 3走前は中団から向正面で動き始め、3コーナーを先頭で迎えた。ゴール前こそスカイガーデンとボルドープリュネに詰め寄られたものの、強気に押し切り勝ち。スタート直後にコーナーを迎える笠松1600mコースなだけに大外枠がやや心配だが、実績で押し切りそう。

 ルミナスアローと同じく出走馬中最多タイの5勝を挙げるのはボルドープリュネ。

 昨年6月に門別でデビュー戦4着ののち笠松に移籍し、このレースのトライアル競走・ヒロインCを勝ってここに挑む。その前走はシャドーロールを着用し、2番手からじわじわ伸びての勝利。前目の位置を取ることもできる馬で、上位争いに加わりそう。

 今年も優勝を狙う兵庫勢からはサラベティが参戦。

 門別で1勝を挙げ、昨年末に兵庫へやってきた。兵庫では1400mで2勝。直近の勝利となった4月の3歳B特別は不良馬場で勝ちタイム1分28秒2と、馬場が軽く、時計が出る馬場に対応しており、そういった点で笠松と相性が良さそう。

 先週、ディアタイザンとのコンビで兵庫ダービー初制覇を果たした杉浦健太騎手とのコンビにも注目。

 ビックバレリーナは出走馬中、唯一のタイトルホース。2走前の重賞・東海クイーンCでは前有利の馬場と本馬の持ち味を存分に生かして逃げ切り勝ち。

 前走の東海ダービーは逃げることができず、向正面から手応えが怪しくなってしまった。

 今回は連闘で、もしかしたら前走が予想外に不完全燃焼だったのかもしれないし、久々を1回使っての上積みもあるかもしれない。重賞初制覇の時のようにハナを切れれば面白い存在だろう。

 タッチウェーブやドリームレイも笠松では上位争いをしてきた馬。展開一つでチャンスがありそう。

 クイーンCは6月19日、笠松10R、16時25分発走予定。

(文:大恵陽子)

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