ノームコアはこの舞台と相性のいいハービンジャー産駒だ(ユーザー提供:Vendomeさん)
明日、札幌競馬場では「スーパーGII」とも呼ばれる重賞・札幌記念(芝2000m)が行われる。GI馬が複数頭出走し、それぞれに秋に向けていい形でスタートを切りたいところだろう。
注目は久しぶりに2000m戦に出走のノームコア。
昨年、GI・ヴィクトリアマイル制覇などマイル戦での活躍が印象的な馬だが、2000mは3戦すべてで3着以内と実績を残す。内訳は2年前のフローラS3着、紫苑S1着、昨年1月の愛知杯2着。前走・安田記念は勝ち馬グランアレグリアやアーモンドアイより後方からレースを進め、ゴール寸前で一気に勝ち馬との差を詰めて4着。2着アーモンドアイからは1馬身も離れていなかった。
そのレースぶりからも距離延長はこなせそうだし、この舞台と相性のいいハービンジャー産駒というのも心強い。
アドマイヤジャスタは2走前・鳴尾記念(6着)からホライゾネットを着用し、レースぶりが一変。前走・函館記念では2走前より楽に中団に位置取り、馬群でレースを運んだ。3~4コーナーで外からスーッと上がっていき、待望の重賞初制覇を果たした。引き続き吉田隼人騎手とのコンビでタイトルを狙う。
前走・札幌日経OPを勝ったポンデザールは北海道で好成績を残しており、新潟大賞典勝ちのトーセンスーリヤはここ2年、毎年夏は北海道で競馬をしている。
また、秋のクラシックに向けて弾みをつけたいブラックホールも気になるところ。
(文:大恵陽子)