【新潟2歳S展望】世代最初のマイル重賞、あの穴馬に期待したい

2020年08月25日 06:00

2013年の新潟2歳Sでは、後の桜花賞馬ハープスター(写真左)が後の皐月賞馬イスラボニータ(写真右)に3馬身差をつけ優勝した(撮影:下野雄規)

 ハープスターイスラボニータがワンツーしたのが7年前。夏の2歳重賞では唯一直線が長いコースで行われることもあり、かつては翌年のクラシックを嘱望される馬の目標になることも少なくなかった。しかし近年は、仕上がり早の早熟タイプが幅を利かせることが多く、クラシックとの繋がりは薄れつつある。

1.末脚必須

 過去10年中8年で、上がり3ハロン1位の馬と2位の馬いずれもが馬券に絡む結果となっている。経験の浅い若駒の戦いで判断材料が少ないことは否めないが、各馬の新馬・未勝利戦などを確認して、しっかり末脚を使える馬かどうかについて考える必要がある。

2.前走オープン組は苦戦

 過去10年、前走でオープンクラスを走っていた馬は[0-1-1-29]で複勝率6.5%と不振。オープンで好走してきて上位の人気に推されるケースもあるが、ほとんど人気に応えられていない。

3.距離延長組に妙味

 過去10年のオープンクラスの新潟芝マイル戦において、抜けて複勝回収率が高いのは前走1200m組。次点で前走1400m組となっている。このレースにおいても例外ではなく、18年に8番人気で3着のスティルネス、15年に8番人気で3着のマコトルーメン、14年に6番人気で3着のニシノラッシュ、12年に10番人気で2着のノウレッジら、距離延長組がしばしば波乱を演出している。


 セイウンダイモスは2戦目の福島芝1200mを2馬身半差快勝。下した2、3着馬も既に勝ち上がっており、水準以上のスピードを持っていると見てよさそうだ。今回は新潟外回りに対応できるかがカギとなるが、デビュー2戦とも直線に向いてからしっかり末脚を使っていることから、現状は対応できると見る。妙味のある距離延長組であり、食い込みに期待したい。

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