先週17日(木)=第12回開催3日目を終えた時点で、2020門別
グランシャリオナイターは全82日間(計15開催)のうち61日間を消化。本当に早いもので今季も「残り21日間」というところまで来てしまいました…。ラスト7週間、北海道の馬産地ナイター競馬を存分にお楽しみいただければ幸いです。
さて、きょう22日(祝・火)のメイン(最終)11Rは、今季新設の短距離重賞「第1回
ウポポイオータムス
プリントH3/1200m外回り、JBC協会協賛
ホークビル賞」です。第20回JBCスプリント(11月3日、大井1200m外回り)への各地区地方競馬の有力馬選定で指標となる競走「JBC指定競走」(優先出走権の付与はありません)に位置付けられたこの新設重賞は、昨年まで同時期に施行されてきたJBC指定競走「道営ス
プリントH2」が今年から“地元短距離王決定戦”として地元最上級の「H1」に格上げされ、同時に、中長距離のチャンピオン決定戦「道営記念H1」と同じシーズン最終日(今年は11月5日)へと移設されてことに伴って誕生。ちょうど今年が、アイヌ文化の復興と発展を目的とした国立施設「民族共生象徴空間」
ウポポイの開業年(コ
ロナ禍の影響で、開業は当初予定の4月から7月に変更)ということで「
ウポポイオータムス
プリント」の名称で施行されることとなった次第です。
格上げされたチャンピオン競走「道営ス
プリントH1」への前哨戦ということで、地元トップクラスがほぼ勢揃いという豪華メンバーとなりました。昨夏エトワール賞を5馬身差圧勝の
ジョウランや、今春JRAオープンから転入した
ニットウスバルらがもしここに加われば、そのまま真の短距離王決定戦と言えてしまいそうなレベルの顔ぶれ。“4連休”最終日を惜しみつつ、ラストナイトを地方競馬で楽しむには「最高のメインレース」と言えるのではないでしょうか。
6月のダート
グレード競走「北海道スプリントカップJpnIII」でJRA
マテラスカイらを差し切り、同レース20年ぶりの地元馬Vを10歳にして達成した老雄
メイショウアイアンに、7月の
グランシャリオ門別ス
プリントH2(1000m)でその
メイショウアイアン以下を寄せ付けずレコードタイムで逃げ切った
アザワク。2走前のエトワール賞H3でついに重賞初Vを果たした「門別1200mの申し子」
ソルサリエンテ、2歳&3歳シーズンで重賞2勝の“未完の大器”
ソイカウボーイ、JRA在籍時にダート
グレード競走制覇の実績ある
ブラゾンドゥリス(高知・黒船賞JpnIII)、
エイシンバランサー(佐賀・サマーチャンピオンJpnIII)等々、実績馬を数え挙げたら到底、五指では足りない好メンバーが揃いも揃いました。
第1回
ウポポイオータムス
プリントH3の発走時刻は20時40分。「1分10秒ちょっと」で決着する電撃の
スピード比べ。連休最終夜の締めくくりです、お見逃しなく!
(文:ひだか応援隊)