4着までがクビ差以内となった大激戦を制したベリーエレガント(写真左、写真:racing photos)
オーストラリアでは10月3日、フレミントン競馬場ではG1・ターンブルSが、ランドウィック競馬場ではザ・メトロポリタンを含む三つのG1レースが行われた。
フレミントン競馬場で行われたG1・ターンブルS(芝・2000m)は、4着までがクビ差以内の大接戦となったが、一番人気のベリーエレガントが人気に応えて優勝。
前走では運にも恵まれずに4着となった鬱憤を晴らした。
2着にはトフィータンが、3着にはフィンシュが入り、今シーズンも絶好調のC.ウォラー調教師の管理馬が大舞台で上位3頭を独占した。
ベリーエレガントに騎乗したM.ザーラ騎手は「重馬場での成績の方が優れている事は理解していましたが、良馬場でもしっかりと実力を発揮してくれました。想定していたよりは外を回される形になりましたが、4角では壁を作る事なく進路を取れて、馬の勢いを活かせる競馬が出来たので良かったです。僅差の勝負となりましたが馬が頑張ってくれました」とコメント。
次走は2週間後に行われるG1・コーフィールドCへ向かう予定。
また、勝利馬にメルボルンCの優先出走権が与えられるG3・ザ・バートカミングス(芝・2510m)ではペルサンが優勝。メルボルンCの出走権を手に入れた。同レースにはアドマイヤロブソンも出走していたが、馬群から抜け出すのに時間がかかり、勝ち馬から2.3馬身差の7着となった。
シドニーのランドウィック競馬場では、昨年欧州からオーストラリアへ移籍したミラージュダンサーがG1・ザ・メトロポリタン(芝・2400m)を優勝。オーストラリア初勝利をG1で飾った。
また、G1・エプソムハンディキャップ(芝・1600m)ではプロバビールが、3歳G1・フライトS(芝・1600m)ではモンテフィリアがそれぞれ優勝した。
(取材:川上鉱介)