人気に応えたアルカディアクイーン(写真提供:Racing Photos)
11月7日、オーストラリアのフレミントン競馬場で「フレミントン・メルボルンCカーニバル」の最終日を飾るマッキノンS(芝・2000m)、ダーレー・スプリントクラシック(芝・1200m)の二つのG1が開催された。
マッキノンSを制したのは、1番人気に支持されていたアルカディアクイーン。
西オーストラリア州から遠征して来た同馬は、前走のコックスプレートでは折り合いを欠くなどで力を出しきれず5着止まりだったが、ここで見事に巻き返し、この春のメルボルン遠征で2つ目のG1制覇を果たした。
2着にはフィフティスターズ、3着にはメロディベルが入った。
主戦騎手のW.パイク騎手が自主隔離のために一足先に西オーストラリア州へ戻ったため、乗り替わりで騎乗を獲得したL.カリー騎手は、「このような馬に乗せて頂けて本当に幸いでした。ペースが遅かったので予定より早く仕掛けましたが、素晴らしい瞬発力であっという間に先頭に立ちました。400mまで動かない方が良いとパイク騎手に言われていたので、急ぎ過ぎたかと心配になりましたが能力が違いましたね」と喜びを口にした。
ダーレー・スプリントクラシックも1番人気のビヴァークが人気に応えて3馬身差の快勝。2番人気に支持されていた昨年の年度代表馬のネイチャーストリップは、この日も果敢に逃げたが何とか2着を確保するのが精一杯だった。
(取材:川上鉱介)