【中山大障害】フォワードカフェ 鞍上・石神、ライバルに大一番は譲れない

2020年12月25日 06:00

 フォワードカフェで中山大障害に臨む石神(撮影・園田高夫)

 「中山大障害・JG1」(26日、中山)

 ここだけは譲れない。中山大障害にフォワードカフェで挑む石神深一騎手(38)=美浦・フリー=が、並々ならぬ意欲をのぞかせている。それはライバルの存在があるからだ。

 「今年は(障害の)リーディングを取りたかったけど、森君にリーディングを譲る形になってしまったので、この舞台で勝ちたいですね」と意欲を燃やす。20日終了時点で1位の森一とは2勝差の2位で逆転は不可能な状態。それだけに最後のJ・G1は譲れない。

 今年の石神は春にオジュウチョウサンで中山グランドJを制するなど、順調な滑り出しだったが、8月の新潟JSで落馬して胸椎圧迫骨折のため休養。11月の京都ジャンプSでオジュウチョウサンとともに復帰を果たしたものの、翌週の秋陽JSで落馬し、再度の休養を余儀なくされた。今回は約1カ月ぶりの実戦となる。

 年末最後の大一番。「背中に痛みがあったので、ここまで治療に専念してきました。体は問題ないです」と万全の状態を強調。フォワードカフェについては、「ポテンシャルは高い馬。あとは僕が馬の気分を前向きにさせてあげられるかですね」と力を込める。障害界の勝負師が虎視たんたんと一発を狙っている。(デイリースポーツ・小林正明)

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