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オールブラッシュ、青森で種牡馬に「貴重な血、大切にしていきたい」

2021年01月12日 12:47

青森のスプリングファームで種牡馬になるオールブラッシュ(撮影:花岡貴子)

 11日、社台レースホースの公式ホームページでオールブラッシュが青森のスプリングファームで種牡馬になると発表がありました。スプリングファームにはすでにウインバリアシオンがいますから、これが種牡馬2頭目ですね。

 栗東を離れたあと、オールブラッシュは茨城のミッドウェイファームを拠点に南関東のレースに参戦していました。2020年1月、川崎の報知オールスターカップで重賞3勝目をあげ、今年も同レースを目指しましたが、腰に疲れが出たために回避。そのまま引退の道をたどりました。

 一時は乗馬になる話もありましたが、状況が一転し、種牡馬入りとなったそうです。ともあれ、父ウォーエンブレムから受け継がれた貴重な血が次世代に託されることになり良かったです。

 いま、青森は極寒。雪深い八甲田山の方角から吹き降ろす“八甲田おろし”が直撃するそうで…。聞いているだけで寒くなってきました(笑)。

「オールブラッシュが青森に到着したときの気温はマイナス19度。さすがに寒さで震えていましたが、ちょうど空いていたお産用の馬房で暖を取って元気を取り戻しました」とスプリングファームの佐々木さん。

 2月になったら種牡馬になるための検査をし、クリアしたら種牡馬登録するそうです。

「とても貴重な血統であることは重々承知しています。大切にしていきたいですし、ウインバリアシオンとともに青森の生産界を盛り上げていければと思っています」(佐々木さん)

(取材・文:花岡貴子)

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