21日、中山競馬場で行われた3R・3歳未勝利(ダート1200m)は、穂苅寿彦騎手騎乗の2番人気マセラティスタ(牡3、美浦・和田正道厩舎)が5番人気ウエスタンビーバーに4馬身差をつけ、1分14秒0(良)で快勝。現3歳が初年度産駒のトーホウエンペラー産駒はJRA初勝利を挙げた。
勝ったマセラティスタは、父トーホウエンペラー、母スピードビーナス(その父ロドリゴデトリアーノ)という血統。半兄に05年高知優駿を制したスマイルリターン(父スピードワールド)がいる。デビューから6戦目での初勝利となった。通算成績6戦1勝。
同馬の父トーホウエンペラーは、父ブライアンズタイム、母レインボーブルー(その父ノーリュート)という血統。現役時代は岩手・千葉四美厩舎に所属し、01年東京大賞典(交流GI)、02年南部杯(交流GI)など交流重賞を4勝し、01年、02年と2年連続でNAR年度代表馬に輝いた。通算成績33戦20勝(うちJRA3戦0勝、重賞8勝)。
03年1月に引退後、新ひだか町のアロースタッドで種牡馬入り。種付け料無料という背景から人気を集め、初年度は89頭に種付けを行っている。地方では、昨年5月24日の札幌競馬場で、レイズミーアップ(牡3)がいち早く初勝利を挙げ、同馬は平和賞(船橋)でも3着に入るなど活躍している。