13日に中山競馬場で行われる中山牝馬S(4歳上・牝・GIII・芝1800m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10回、馬番別では最多となる3回の馬券絡みが3番、4番、6番、15番。2回が1番、7番、8番、9番、10番、13番、14番、16番となっており、一度も3着以内に好走歴のない馬番は2番と5番。内外満遍なく馬券に絡んでいる。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-0-2-15/17 複勝率11.8% 複勝回収率45%
2枠 4-0-1-13/18 複勝率27.8% 複勝回収率102%
3枠 1-0-2-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率134%
4枠 0-3-0-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率47%
5枠 1-2-1-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率54%
6枠 2-1-1-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率88%
7枠 0-3-0-16/19 複勝率15.8% 複勝回収率56%
8枠 2-2-2-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率137%
※2014年は2着同着
最内の1枠は不振。6番人気以内で0-0-0-7と上位人気に押されても全く走れておらず、昨年も1枠1番の
フィリアプーラが6番人気で10着と大敗している。コーナー4回で内枠にアドバンテージがありそうだが、むしろ位置を取れずに走れないケースが目につく。
注目すべきは8枠の複勝率30.0%、複勝回収率137%という数字だろう。昨年も14番人気の
リュヌルージュが2着に激走を果たしている。3番人気以内に絞ると0-1-1-4で、上位人気の場合は外枠が死角となるが、人気薄ならばスムーズに流れに乗れるメリットが生きてくる。前述の
リュヌルージュは2番手追走、18年6番人気1着の
カワキタエンカも大外枠からハナを奪っての逃げ切り勝ちだった。