20日に中山競馬場で行われるフラワーC(3歳・牝・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みがディープインパクト。次点で4回のゼンノロブロイ、2回のキングカメハメハ、ブライアンズタイム、ハービンジャーが続く。
ディープインパクト産駒は「3-2-1-14」。以前は上位人気を裏切る傾向にあったが、17年ファンディーナ、18年カンタービレ、19年コントラチェックと17〜19年に3連覇を達成するなど近年は好調ぶりが目に留まる。今年はエンスージアズム、イズンシーラブリー(抽選対象)、タウゼントシェーン(抽選対象)の3頭が特別登録。
キズナ産駒は「1-0-0-2」。初出走となった昨年はクリスティ(2人気5着)、ショウナンハレルヤ(5人気12着)の2頭が上位人気に推されていたが、出走したなかで最も評価の低かったアブレイズ(12人気1着)が勝利を掴んでいる。今年はグローリアスサルム(抽選対象)が特別登録。
初出走となるゴールドシップ産駒は上位人気と目されるユーバーレーベンほか、スウィートブルーム(抽選対象)が特別登録。ステイゴールド系と大まかな種牡馬系統で見ても「0-0-0-6」と好走例がなく、18年には1人気の支持を集めたロックディスタウン(父オルフェーヴル)が13着に敗れている。
ルーラーシップ産駒は「0-0-0-2」。17年ブライトムーン(9人気12着)、19年エフティイーリス(4人気9着)と出走例は少ないが、どちらも人気を下回る着順で入線していたことは念頭に置きたい。今年は上位人気と目されるホウオウイクセルほか、エトワールマタン(抽選対象)が特別登録。