18日、東京競馬場で行われたフェブラリーS(4歳上、GI・ダート1600m)は、安藤勝己騎手騎乗の3番人気{horse=2002106896:サンライズバッカス}(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)が、後方待機から直線外に持ち出すとあっさりと抜け出し、2番人気ブルーコンコルドの追撃を1.1/2馬身差抑え優勝した。勝ちタイムは1分34秒8(不良)。さらに2.1/2馬身差の3着に9番人気ビッググラスが入り、1番人気シーキングザダイヤは9着に敗れた。
勝ったサンライズバッカスは、父ヘネシー、母は89年フラワーC(GIII)を勝ったリアルサファイヤ(その父リアルシャダイ)という血統。半兄にJRA6勝のホーセンホーライ(父リヴリア)、姪に昨年の東京2歳優駿牝馬(南関東G1)を勝ったブラックムーン(牝3、大井・寺田新太郎厩舎、父ブラックタキシード)がいる。
04年10月にデビュー。ダート替わりの5戦目で初勝利を挙げ、4連勝で阿蘇S(OP・ダート1700m)に勝利。ダービーグランプリ(交流GI)でカネヒキリの2着に入ると、続く武蔵野S(GIII・ダート1600m)ではカネヒキリにダートで初の黒星を付ける金星で重賞初制覇。その後はジャパンCダート(GI)で2年連続5着、昨年の武蔵野S(GIII)2着、前走の平安S(GIII)2着などはあったが勝ち星からは遠ざかっており、今回、武蔵野S以来約1年4か月ぶりの勝利を初GI勝利で飾った。通算成績18戦6勝(うち地方1戦0勝、重賞2勝)。