4日、中京競馬場で行われた中京記念(4歳上、GIII・芝2000m)は、藤岡佑介騎手騎乗の4番人気
ローゼンクロイツ(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)が中団追走でレースを進めて3角付近で進出を開始し、早めに動いた8番人気
シルクネクサスに2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分56秒9(良)のコースレコード。さらに1/2馬身差の3着には7番人気
フォルテベリーニが入った。1番人気に支持された
トウショウパワーズは6着、2番人気
コンゴウリキシオーは果敢に先頭を奪うも12着だった。
勝った
ローゼンクロイツは、父サンデーサイレンス、母は95年デイリー杯3歳S(GII)を制した
ロゼカラー(その父Shirley Heights)という血統。全姉に
ローズバド(01年フィリーズレビュー-GII)、叔父にロサード(02年オールカマー-GII)、
ヴィータローザ(03年セントライト記念-GII)などがいる。
04年10月にデビューし、2歳未勝利(京都・芝2000m)、京都2歳S(OP)を連勝。ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)では
ヴァーミリアンから0.2秒差の2着だったが、続く毎日杯(GIII)で重賞初制覇を達成。その後は、神戸新聞杯(GII)、菊花賞(GI)でディープインパクトの3着、昨年の中京記念(GIII)、金鯱賞(GII)でともに2着に入っていたが勝ち切るまでに至らなかった。中京は2戦して2着2回の得意コースで、1年11か月ぶりの勝利となった。通算成績17戦4勝(重賞2勝)。
鞍上の藤岡佑介騎手は
ナムラマースで制した06年札幌2歳S(GIII)以来のJRA重賞制覇で通算4勝目となった。管理する橋口弘次郎調教師は
ロジックで制した06年NHKマイルC(GI)以来のJRA重賞制覇で通算では63勝目となった。