【レパードS予想】将来まで楽しみな世代屈指の出世レース

2021年08月08日 06:35

父ホッコータルマエとの親子制覇に期待がかかるホッコーハナミチ(ユーザー提供:だんさん)

 GIII格付けながら、2つしかない世代限定のJRAダート重賞でホッコータルマエやインカンテーションなどが、このレースから大きく育っている。ジャパンダートダービーやユニコーンSとの関連性が高いレースとして知られているが、今年は登録の段階からそういった馬が少なく、やや様相が異なっているようだ。新潟競馬場1800mコースはスタートから1角までの距離が長く、最後の直線も長い。先行力は不可欠だが、意識しすぎると一昨年のように先行馬が総崩れとなる難コースだ。

 ◎ホッコーハナミチはインディアトロフィー優勝馬。砂をかぶって怯むようなところもあったが、促されながらインからポジションをあげ、最後の直線で抜け出すときの脚は速かった。最後は手綱を抑える余裕を見せてのレコード勝ち。まだ本気で走っていないようなところも見受けられたが、それでも7戦して3勝2着1回3着1回。距離が短かったデビュー戦以外は掲示板を外していないのだから立派だ。将来が楽しみな1頭だ。

 〇ルコルセールはダート転向後3戦3勝。前走の渡島特別ではのちに2勝クラスの特別戦を楽勝するヴィーダを完封するなど危なげない内容で勝利を積み重ねている。前走、前々走とゲートに課題を残す内容だったが、すぐにリカバリーできる器用さがあり、ジョッキーのゴーサインに素早く反応できる力強い加速力が武器。長い直線はプラスになりそうだが、タイトなコーナーが課題となりそうだ。それでも、まだ底を見せていない面は魅力。

 ▲メイショウムラクモは、いわき特別優勝馬。古馬と初対決になったこのレースでは、唸るような勢いで先行し、そのまま後続を突き放した。1勝クラスを勝ち上がったときも2着馬に8馬身差をつけており、気分良く走ることができれば圧倒的なパフォーマンスを発揮する。真ん中よりも外枠を引いたときは4戦3勝。唯一4着に敗れたときはスタート直後からインに潜り込み、最後も内ラチ沿いから伸びたが馬券圏内には届かなかった。大外枠を引き当てた今回、ベテランジョッキーの手腕にも期待したい。

 半年ぶりの実戦で古馬を一蹴した△ハンディーズピークは左回り2戦2勝。先行力もあって追い出してからの反応も上々。叩かれた上積みも当然あるはずで、どんなレースをしてくれるか本当に楽しみだ。抽選を突破してこのレースに駒を進めてきた△オセアダイナスティも将来が楽しみな逸材。ダートでは3戦2勝。取りこぼした前々走も悪い内容ではなかった。最後に先行力がある△レプンカムイの名前を挙げておきたい。

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