ウメノファイバーが死亡、25歳 1999年オークスを蛯名正義騎手の手綱で制覇

2021年09月12日 23:55

1999年のオークス馬ウメノファイバー、鞍上は蛯名正義騎手(撮影:下野雄規)

 1999年のオークス(GI)を制したウメノファイバー(牝25)が12日未明、けい養先である北海道新冠町の株式会社ハクレイファームで、老衰のため死亡した。

【生産者・斉藤安行氏のコメント】
「ここ数年はハクレイファームの新田様にお世話になり、元気に過ごしていると聞いていたので、突然のことで驚いています。ここまでやって来られたのは、ウメノファイバーのお陰だと思います。

 小さな牧場がGIレースを獲れたことは奇跡だと今でも思っています。ウメノファイバーには『ご苦労様、ありがとう』と伝えたいです。応援して可愛がってくださったファンの皆様にも感謝申し上げます」

(JRAのホームページより)

 ウメノファイバーは父サクラユタカオー、母ウメノローザ、母の父ノーザンディクテイターという血統。

 現役時代はJRA・美浦の相沢郁厩舎に所属。蛯名正義騎手(当時)の手綱でオークスのほか、1998年の京王杯3歳S(GII)、1999年のクイーンC(GIII)と、東京で重賞3勝をあげた。

 通算成績は16戦4勝。獲得賞金は2億3899万2000円。

 引退後は繁殖馬となり、孫の代から重賞2勝馬ヴェルデグリーン、皐月賞2着馬サンリヴァル、福島記念2着馬ヴァンケドミンゴ(現役)といった活躍馬が誕生している。

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