上昇ムードが漂うホウオウアマゾン(撮影・石湯恒介)
「東京新聞杯・G3」(6日、東京)
阪神C2着の
ホウオウアマゾンは2日、栗東CWで順調な仕上がりをアピール。2つ目のタイトル奪取へ意欲を示した。
阪神C2着後、春まで休養予定だった
ホウオウアマゾンだが、放牧先での状態が良かったため、参戦が決定した。最終追い切りは栗東CWで6F84秒1-37秒0-11秒4と、最後の伸び脚は秀逸。併せた
ホウオウライジン(6歳3勝クラス)に半馬身先着を果たした。
騎乗した坂井は「動きは良かったです。絶好調とまでは言わないまでも、態勢は整ったと思います」と納得の笑み。抜群だったマイルCS5着時の出来には及ばないが、前走より上向いているのは確か。矢作師も「阪神C以上に仕上がっています」と胸を張った。
まだ、重賞タイトルはアーリントンCのみ。それでも、幾多の名馬を送り出した矢作師が「スケールが大きい。この馬が次のエース」と素質を高く評価する逸材だ。古馬初戦で白星を飾り、マイル王へと突き進む。