2歳チャンピオンのダノンザキッドが春のGIを視野に入れ、始動します。

　3か月ぶりの実戦ですが、体調はすこぶる良いそうです。

「寒いこの時期ですが、毛ヅヤがよく体調が良さそうですね。馬体重もベストの520キロくらいで出せると思います」と安田隆師。

　前走のマイルCSでは優勝したグランアレグリアには及びませんでしたが、2着のシュネルマイスターには半馬身差の3着でした。しかも、皐月賞ではパドックでイレこんだことも影響してかの惨敗でしたが、マイルCSでもやはりパドックで発汗がみられながらもこの成績に頑張りました。

「骨折休養明けの2戦目でしたが、改めてこの馬は強い、と思いましたね。気持ちも強くなっています」

　ダノンザキッドにとって中山競馬場はGI制覇の舞台であり、皐月賞で悔しい思いをした場所でもあります。再び強いダノンザキッドが見たいですね！ 楽しみにしています。

(取材・文：花岡貴子)