【フラワーC予想】秋以降に向けての力試し的一戦 器用さを持つ馬が好走しやすい

2022年03月21日 06:35

“薔薇一族”牝馬のスタニングローズ(c)netkeiba.com

 ここから桜花賞へ向かって好走した馬もいないわけではないが、コーナーを4回まわり最後の直線も短い中山競馬場1800mコースは、ワンターンの阪神競馬場1600mとは似ても似つかない。オークスへの前哨戦とみる向きもあり、実際、昨年はここをステップレースにしたユーバーレーベンが後にオークスを制しているが、このレースでは持ち味を100%発揮できずに3着と敗れている。むしろ秋以降に向けての力試し的一戦でもある。

 ◎スタニングローズはこぶし賞の優勝馬で、サウジアラビアロイヤルカップの3着馬。いわゆる“薔薇一族”の牝馬としては馬格にも恵まれている。これまでのレースを見るとスタートにやや難があるもののすぐにリカバリーできる器用さがあり、力強い末脚が武器だ。中山競馬場は初めてだが、一瞬の脚というよりも持続力のある末脚が武器。器用さが要求されるコースはあっている印象だ。

 〇シンティレーションは若竹賞の優勝馬。兵庫ジュニアグランプリ3着ファシネートゼットの半妹で、母の全兄アドマイヤコマンドは青葉賞の優勝馬。3代母の半兄に最優秀2歳牡馬リンドシェーバーがいるように仕上がりの早いファミリーだ。アルテミスSは切れ負けの印象だったが、1800m戦は3戦2勝2着1回、先行力と小回りの競馬場に対応できる器用さが武器。前走の若竹賞は一息入れて大きく体重を増やしてのものだけに好感が持てる。

 ▲ダイムは小倉競馬場芝2000mの未勝利戦を余裕たっぷりに勝ち上がってきた。コーナーを4回まわる競馬を2度経験しているのは強みで、いずれも出走メンバー最速の上りタイムを計時している。この馬の先行力は中山競馬場1800mの舞台では大きな武器になりそうだ。

 ディープインパクト産駒ながら先行力を武器とする△パーソナルハイ、若竹賞2着△デインティハート、先行した前走は案外だったが、デビュー戦、そして赤松賞のレースが印象的な△モカフラワーも押さえておきたい1頭だ。

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