ユートピア、移籍初戦の米G3を快勝

2007年05月03日 06:40

 昨年5月にゴドルフィンへ移籍した{horse=2000101615:ユートピア}(牡7、英・S.ビン・スルール厩舎)が、現地時間2日に米・ベルモントパーク競馬場で行われたウエストチェスターH(3歳上、米G3・ダート8f、5頭立て)にM.ルジー騎手騎乗で出走し、2番手から直線に向くと3頭の叩き合いを内から制して快勝。昨年3月のゴドルフィンマイル(首G2)優勝以来、約13か月ぶりとなった移籍初戦を見事勝利で飾った。勝ちタイムは1分33秒23(良)。

 なお1馬身差の2位に入線したポリティカルフォース Political Forceは直線での進路妨害のため3着に降着となり、3位入線のサンキング Sun Kingが2着に繰り上がっている。

 ユートピアは父が米G1・4勝のフォーティナイナー、母ドリームビジョン(その父ノーザンテースト)という血統。半兄に97年函館記念(GIII)など重賞2勝のアロハドリーム(父クリエイター)がいる。日本では栗東・橋口弘次郎厩舎に所属しており、02年全日本2歳優駿、03年ダービーグランプリ、04年、05年南部杯と交流GIを4勝。昨年のゴドルフィンマイルを勝った後、ゴドルフィンに400万ドル(約4億5000万円)でトレードされていた。通算成績32戦9勝(うち海外2戦2勝、地方12戦4勝、重賞7勝)。

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