ヒトツの父モーリス。写真は引退式の様子(撮影:下野雄規)
今年4月に豪G1・3勝目を挙げ、ジャパンカップへの参戦を示唆していたヒトツ(Hitotsu、牡3)が、左前脚の繋靭帯損傷により長期休養を余儀なくされた。管理するC.マー&D.ユースタス厩舎がTwitter上で発表した。
父モーリス、母Love is Fickle、母の父Redoute's Choiceという血統の豪州産馬。父モーリスは現役時代に国内外でGIを6勝するなど大活躍し、2015年のJRA年度代表馬に輝いた。同馬は、モーリスがシャトル種牡馬としてオーストラリアで供用されていた際の生産馬の1頭である。
昨年10月のヴィクトリアダービーで豪G1初制覇。今年3月のオーストラリアンギニーを制し豪G1・2勝目を挙げると、今年4月に行われた豪G1・オーストラリアンダービーを制覇。3連勝は史上初の快挙だった。続いての目標は豪G1・コックスプレートで、その後はジャパンカップへの来日を検討されていた。
今後は馬主と協議されるため未定だが、リハビリを経て現役を続行する場合、復帰は2023年以降となる予定。