九州ダービー栄城賞を勝利したイカニカン(撮影:稲葉訓也)
29日、佐賀競馬場で行われた第64回九州ダービー栄城賞(3歳・重賞・ダ2000m・1着賞金1000万円)は、中団の内でレースを進めた竹吉徹騎手騎乗の6番人気イカニカン(牡3、佐賀・真島元徳厩舎)が、最終4コーナーで外に出され、内から抜け出そうとした3番人気オリベ(牡3、佐賀・手島勝利厩舎)を差し切って、これに1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分14秒5(良)。
さらにアタマ差の3着に1番人気ザビッグレディー(牝3、佐賀・三小田幸人厩舎)が入った。なお、2番人気タケノサイコウ(牡3、佐賀・古賀光範厩舎)は4着に終わった。
勝ったイカニカンは、父ダノンレジェンド、母テレビ、その父メイショウサムソンという血統。佐賀3歳三冠の1冠目・佐賀皐月賞は7着に敗れたが、そこから巻き返して重賞初制覇を果たした。通算成績はこれで14戦5勝。