ジュンツバメガエシの兄にあたるアドマイヤラクティ(左)とアドマイヤジャスタ(右)(撮影:下野雄規)
半兄に2014年のコーフィールドカップ(豪G1)覇者アドマイヤラクティ、全兄に2020年の函館記念(GIII)覇者アドマイヤジャスタがいる2歳馬ジュンツバメガエシ(牡2、栗東・友道康夫厩舎)が、8月21日の札幌5R(芝2000m)でデビューを予定している。
ジュンツバメガエシは父ジャスタウェイ、母アドマイヤテレサ、母の父エリシオという血統。「ジュン」の冠名で知られる河合純二オーナーの所有馬で、昨年のセレクトセールで5500万円の値で落札されている。
半兄アドマイヤラクティは2010年にデビューし、4歳秋にOP入り。重賞初挑戦となった2012年金鯱賞(GII)で3着、続いて翌1月のAJCC(GII)でも3着と好走し、2013年のダイヤモンドS(GIII)で重賞初制覇を飾った。その後は古馬中長距離路線の重賞に顔を出し、2014年秋にオーストラリア遠征を敢行。出走したコーフィールドカップでは一気の末脚でG1タイトルを獲得した。しかし、続くメルボルンカップ出走後、体調に異変が生じ、馬房内で倒れて急死。死因は心臓麻痺だった。
アドマイヤラクティの死から4年後、アドマイヤジャスタがデビュー。2018年12月には2歳GI・ホープフルSに出走し2着に好走。2020年には函館記念を単勝15番人気の伏兵評価ながら手応え十分に突き抜けて重賞初制覇を飾っている。重賞戦線で活躍した兄たちに続き、デビュー戦から躍進なるか。ジュンツバメガエシのデビュー戦に要注目である。