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近親にタワーオブロンドン、ディーマジェスティなど サスツルギがC.ルメール騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

2022年08月08日 18:00

今週デビュー予定のサスツルギ(撮影:竹之内元)

 6月27日〜8月8日まで海外渡航届を出していたクリストフ・ルメール騎手が今週から日本での騎乗(土日ともに新潟)を再開する。計3鞍のメイクデビューにも有力どころがスタンバイしており、それぞれのレースぶりに注目だ。

【8月13日(土) 新潟芝1600m】

◆エナジーチャイム(牝、父エピファネイア、母カリンバ、美浦・手塚貴久厩舎)

 母は中山の芝1800mでデビュー勝ち。近親にはワールドエース(マイラーズC)、ワールドプレミア(GI・2勝=菊花賞、天皇賞・春)、ヴェルトライゼンデ(鳴尾記念)などがいる。先週の追い切りは坂路で4F53.3-12.2をマークした。

「小柄な牝馬で気が入りやすい。調教でもムキになるところがあるし、そこに気をつけながら坂路を主体にしたメニューで仕上げてきた。前半は急がせず、しまいに脚を使うような競馬をさせたいと思っています」と手塚貴久調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

【8月13日(土) 新潟芝1400m(牝馬)】

◆アイリッシュパール(牝、父サクソンウォリアー、母ホームカミングクイーン、美浦・栗田徹厩舎)

 母は英1000ギニーの勝ち馬。2歳上の半姉にShale(愛G1・モイグレアスタッドS)がおり、伯父にカルティエ賞の年度代表馬(2007年)に輝いたDylan Thomas(愛ダービー、凱旋門賞など愛仏英のGIを6勝)、いとこにSerpentine(英ダービー)がいる。

 順調に追い切りの本数を重ねており、7日の日曜日にもウッドチップコースで6F86.3-11.7をマーク。今週は輸送の対策として早めに新潟入りする。「スピード能力が高そう」と栗田徹調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

【8月14日(日) 新潟芝1800m】

◆サスツルギ(牡、父ハーツクライ、母スノーパイン、美浦・木村哲也厩舎)

 5歳上の半兄にタワーオブロンドン(スプリンターズS)がおり、いとこにディーマジェスティ(皐月賞)やSobetsu(仏G1・サンタラリ賞)がいる。先週の追い切りはウッドチップコースで長めを乗り、ゴールデンシロップ(今週の関屋記念に出走予定)を追走する形からラスト1Fを11.6で伸ばした。

「いいフットワークをしているし、乗り手の感触も悪くない。体が大きいぶん、まだ緩さを残しているけど、しっかりと状態を上げていきたいと思います」と太田調教助手。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

【8月13日(土) 札幌芝1500m(牝馬)】

◆ハッピーミーク(牝、父ファインニードル、母アモーレエテルノ、美浦・尾関知人厩舎)

 現3歳の半兄にヴェローナシチー(京都新聞杯2着、京成杯3着)、叔父にシュペルミエール(日経新春杯3着)がいる。ゲート試験に合格してからも美浦で乗り込み、先週の追い切りはウッドチップコースで古馬を相手に6F67.5-12.2をマークした。

「本数を重ねるごとに良くなっているし、水準以上の仕上がりには持ってこられたと思う。素直で真面目だし、競馬に行っても自分の力は出せそうなタイプ。まずは洋芝での走りを見てみたいですね」と尾関知人調教師。鞍上は吉田隼人騎手が予定されている。

(取材・文:竹之内元)

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