フランスの伝統ある一戦に挑んだキングエルメス&坂井瑠星騎手(撮影:下野雄規 ※4月10日撮影)
8月7日にフランス・ドーヴィル競馬場で行われたモーリスドゲスト賞(仏G1)は、英国の5歳牝馬ハイフィールドプリンセス(Highfield Princess)が勝利。G1初制覇を飾った。
日本から坂井瑠星騎手とともに参戦したキングエルメス(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)は序盤から好スタートを切ると、ハナを切り馬群を牽引。粘り込みを図ったが、最終的に11着での入線となった。
キングエルメスは父ロードカナロア、母ステラリード、母の父スペシャルウィークという血統。母は2009年の函館2歳S(GIII)覇者。
昨年6月にデビューし、キャリア3戦目となった京王杯2歳S(GII)で重賞初制覇を果たした。その後、故障のため休養を挟み今年4月のアーリントンC(GIII)で復帰。5月のNHKマイルC出走後に海外遠征を行っており、イギリスのニューマーケット競馬場で行われたジュライC(英G1)に出走。今回が海外2戦目だった。
【矢作芳人調教師のコメント】
「馬の状態は非常に良かったです。良く走ってくれたと思います。他の出走メンバーが強かったと思いますが、力不足は認めざるを得ません。
今回の経験を、日本に帰ってから活かしたいと思います」
【坂井瑠星騎手のコメント】
「馬は落ち着いていましたし、前走より状態が良くなっているのは感じていました。スピードの違いでハナに立って、道中は良い感じで運べたと思います。
早めに手応えはなくなりましたけど、前走よりは反応してくれて、勝った馬も2番手にいた馬ですから、悔いのないレースはできました。
まだ3歳ですし、今回の経験を今後に活かしていきたいと思います」
(JRAのホームページによる)